アイヌみんぱくフェアin円山ZOO その② イランカラプテ

講話の続きの前に、動画各種を先に載せておきます。

こちらは正式な挨拶の儀式です。

最後のほうに、イランカラプテ、という言葉が聴き取れると思います。

このごろでは、「こんにちは」の意に使われますが、本来は、遠くからの客、いわゆる来賓の人に対して使う言葉であり、そこらへんのいつも会っているようなヒトに向かっては使わなかったようです。

厳密に言うと「あなたの心に触れさせてください」という意味で、もっと細かく言葉を区切ると、カラプテのKaは表面、ラプのrapは鳥の羽の意。

鳥の羽のように「そっと」触れさせてください、というなんともまあ素敵な表現なのです。

ではその厳かな挨拶の様子をどうぞ。



ちなみに冒頭のほうで聴き取れる「ニシパ」とは長老、紳士、だんな様などの意味です。
さて次はアイヌ民族の物語歌の動画です。

スライドのテロップは、かなり要約されたものですが、たぶんこれは魚を盗んだキツネの神様のお話です。



次は狩猟の神、ハシナウコロカムイが自ら語り聞かせたというお話。

魚をおろしてください、鹿をおろしてください という言葉がスライドにありますが、これはアイヌ民族が

自分たちの糧となる動植物は、すべてカムイ(神)が人間界に降りてくる際に、クマやらシカやらの着ぐるみをかぶって来たものであるという考えにもとづいています。

神様の着ぐるみの部分は大事に扱いながら余すところなく大切にいただき、その魂は天に返すのですね。

その感謝の儀式のもっとも重要なものがイオマンテ(クマ送り)だったわけです。



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