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詰めが甘い、爪がやばい⑨ 〜ミスターペースメーカー〜

さて、目指すはいよいよ第8CP(スタートから86.6キロ/区間距離7.1キロ)です。

この頃になると、先に歩く人を見つけてはペースメーカー代わりにしていました。

といっても、なかなか私に合ったペースを保って歩いている人は少なく、何人目かでターゲットにしたのは同じく2本の杖を使って歩いている男性でした。

数メートル後ろからついていき、追い越さぬよう、置いて行かれぬように歩きます。

彼を選んだのは、その歩行スピードが私に合っていたこともそうでしたが、不思議なかけ声でリズムを取りながら
一定のスピードを保っていたからです。

シュッヒシュッ シュッヒシュッ ツピー 

シュッヒシュッ シュッヒシュッ ツピー 

その声を聞いていると、なんだかこちらまで足取りが軽くなるようで、ともするとつい数メートルあけている間隔を縮めてしまいそうになります。

何度か信号待ちにひっかかり、距離が縮まった際に不自然に後方でストレッチなどしていると

パッと振り向かれたりして焦ります。

とうとうある信号待ちの際に社交辞令程度の挨拶をされてしまい、人見知りのわたくし乱子、これまた超不自然に向かい側の歩道へ渡ることにいたしました。

ところが渡って歩き出してほどなくすると、同じ側を歩いている何名かは直進しているも、反対側を歩く何名かは右折していっています。

一体どちらが正しいルートなのかわからないまま立ち止まると、反対側の歩道からペースメーカーの彼が杖で右側を指しています。

こっちが第8CPだ、と知らせてくれたのです。

後から聞けば全てのCPを通過する必要はなかったようなのですが、この時は大変!通り過ぎるところだった!と慌てて戻ったのでした。

130616_072110.jpg

ここが噂に聞いていた、エレベーターに乗らないと辿り着かないCPです。

130616_072307.jpg

看板の歓迎ぶりが素晴らしい.

と思っていたらCPになっている会場ではサポーターの皆様がまるでゴールかと錯覚しそうな拍手と声援で迎えてくれました。

過去2回には味わったことのなかったこの熱烈な歓迎ぶりに小躍りしたい気持ちはやまやまでしたが、足指と足裏は暴れ馬が猛り狂っているような状態なのです。

ここでは冷たい飲み物のほか、おしるこや豚汁まで用意されていましたが私は冷えたお水を1杯いただくのが精一杯でした。

130616_073919.jpg

マッサージを受けたあと、暴れ馬に深呼吸させてやりました。

130616_074350_20130719115545.jpg

みっちみち、ボンボンに腫れている足指に巻かれている特殊な絆創膏がおわかりでしょうか。
画像では見えていない部分にもがっつがつに巻かれています。

これがあったことで随分救われましたが、まさか救いようのない事態に陥ったのもこの絆創膏のせいだったとは
この時もまだ気づきもしなかったのでした。

暴れ馬の深呼吸も終わり、小一時間は休んだのでこうなりゃ目指せ第9CP(スタートから95.2キロ/区間距離8.6キロ)です。

この頃ゆきゆきも根性で歩き続けていました。

そして私はこのCPを出ようと向かったエレベーターでかのペースメーカーの彼に出くわし、なぜか一緒に歩く事になったのでした。

つづく
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