2012年07月

別の、向こう側 〜その3〜

つづき、ってよくないですね。
なにせ大会から24日も経過していますもの、乱子の記憶力なんて毎秒ズレと妄想にやられてここに書く頃には事実無根なんてことは非日常茶飯事です。

それを踏まえてよっぽどお暇な方だけ読み流してください。

で。

第1CP(スタートから30キロ地点)。

空知単板の看板の前では、トシちゃんがカメラを構えています。

トシちゃんとロクオンジは、こんなだめだめな私たちの到着をも、笑顔で喜んでくれるのです。

知っているヒトがこうしてCPにいて迎えてくれることのありがたさ。

昨年は悲惨な状態でしたが、今年は余裕の体。

やきとり(なんと2000本が用意されていたとか)とバナナをほおばります。

ここまでの道のり、すでに折り返して歩いてくる何人もの参加者から

冷たいキュウリ、あるよー

と励まされ、

(乱子) キュウリっ!

(ゆきゆき) キュウリっ!!!

(乱子)キュウリっ!

(ゆきゆき)キュウリっ!!!

と無理矢理テンションをあげながら歩いたというのに、到着が遅すぎたのでしょう、600本用意されていたというキュウリの浅漬けは私たちを待っていてはくれませんでした。

なにをかくそう、わたくし乱子、きゅうりが大好物。

忘れもしない17歳(昨年ですね)の頃、みるみる食欲を失った時期に唯一むさぼり食えたのがキュウリの千切りにすこしお醤油をたらしたものでした。

友人宅へ招かれた際にも、何が食べたい?と問われ

きゅうりの千切り

と答えていたほどです。

その後、千切りは面倒くさい私は、まるごときゅうり1本に、生ハムを2、3枚巻き付けてボリボリ言わせながら食べるという品の良さを身につけました。

これはここ数年3日に1度はやっています。

そのきゅうりを逃した・・・。

顔で笑って心で激怒。

休憩中のこの誰と誰と誰が私のきゅうりを食べたのか、と恨みがましくねめ回します。

そんな雰囲気を察してか、そそくさとマッサージを受けに行くゆきゆきに、

私はまだ余裕があるから もっと辛そうなヒトにゆずる

とかかっこいいことを言った15分後にはサポーターの手厚いマッサージを受けていました。

やぶけそうな太ももも、新種の深海魚みたいな足の指も今年はありません。

練習もしていないのに、まだ2回目だというのに、この違いはなんだろう。

ゆきゆきなんて、

あたし、完歩できちゃうかもー

とビッグマウスも甚だしい始末。

この調子なら最低50キロ、できれば70キロの達成も夢ではないのかしら、などと乱子も白昼夢を見ておりました。

いよいよ第2CP(スタートから40キロ地点)へ向けて折り返します。

途中、またしても次なるCPの用意に向かうロクオンジとトシちゃんの車が声援を送ってくれます。

優しい・・・。

昨年は空知川を渡る頃にはでっかい夕陽が落ちて行こうとしていましたが、今年はまだまだ明るい中を通過。

ああ、ここでトシちゃんに会ったのだ、と感慨深いものがありました。

さて第2CPではまさかのさつえい係夫妻と再会!

昨年は締切時間ギリギリの真っ暗の中到着していたのですから、成長したものです。

ガンガン鍋にもありつけました。

ここからいよいよ第3CP(スタートから48.7キロ)を目指すわけですが、昨年はトシちゃんが泣き言三昧の私たちを鼓舞し、なぐさめ、励ましてくれながら引率してくれたわけです。

真っ暗で長く、平坦でまっすぐな道も、雨が降ったせいか田んぼからカエルが飛び出しまくりで車道に出そうになるのを1匹1匹捕まえて田んぼに戻したりして、足の痛みは相当なものとはいえ、気持ち的には非常に楽ではありました。

しかし。

今年はゆきゆきとふたりきり。

もともとそんなに喋るふたりではありません。

元来面倒くさがりのO型ふたり。

なんかおもしろいこと、喋ってくれないかなー

とお互い待っているうちに、険悪なふたりみたいに無言のまま何キロも歩く事になりがちです。

トシちゃんの存在って、大きかったよね

ゆきゆきのつぶやきが、私にプレッシャーを与えます。

そうだね

と答えるも、後が続きません。

どうして小咄のひとつも用意しておかなかったんだろう、と悔やまれます。

ゆきゆきに元気を与える話題といったら、食べ物のことしかありません。

やっとの思いで、第3CPでは昨年たいやきがもらえたね!と叫んでみます。

そんな私の涙ぐましい気遣いもむなしく、

それは去年第1CPで余ったのをもらったんじゃなかったっけ 今年はたいやきなかったからないんじゃない

と一蹴されます。

来年からは絶対に小咄だ、と固く心に誓った瞬間です。

不穏な空気が流れ、少し持ち直し、また不穏な空気・・・を何度か繰り返しながらも、私たちは昨年のリタイヤポイントである第3CP、スキルアップセンターへ到着しました。

食べ物がなかったら、どうしよう(ゆきゆきが怖い)

私の祈りが通じたのでしょうか、なんとセンターの入り口では、うちわでぱたぱたあおぎながら、炙りたての焼き鳥が配られています。

あつあつの、焼き鳥!

ゆきゆきの顔がぱっと輝きます。

ほっとする、私。

ほおばる、彼女。

センターには体育館のように広々としたスペースにマットが敷かれ、やはりサポーターからのマッサージ、
医療班?から肉刺のケアなどが受けられます。

もちろん靴を脱ぎ捨て、マッサージを受ける気満々の私。

ロクオンジがそこでも待っていてくれ、御自らの手で下がりまくった私の血を、上へ上へと戻すように手当してくれました。

この頃になると、もはやなにもかもがどうでもよくなっている私は、人目も気にせずトイレでじゃぶじゃぶ顔を洗い、ついでに頭まで洗いました。

ここでもさつえい係夫妻に一目会うことができ、ずいぶん励みになったものです。

ロクオンジは、この先はもう第9CPでしか会えないらしく、それは残念また明日(ふれあいの里で会いましょう、の意味)・・・とお別れの挨拶をしたところ、

何を言うか!第9CPで待ってるよ

と念を押されます。

第9ってあーた!スタートから95、2キロ地点ですよ、と心で叫ぶ私たち。

とりあえずにやにやしながら誤摩化して、いよいよ第4CP(スタートから54.7キロ地点)を目指します。

最低50キロ、を目標に掲げた私たち。

さあ、靴を履いて出発です。

私の靴・・・。

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いやな予感がしましたが、おでこにくくりつけたヘッドライトも勇ましく、歩き出します。

朝の冷え込み、日中の暑さ、そしてまたぐんと冷え始めるという気温差に、ゆきゆきの呼吸器は悲鳴をあげはじめていたようです。

彼女はびっくりするぐらいの寒がりなのです。

1度誘われて行った夏のキャンプでも、越冬隊のような重装備で寝るのです。

よも嫁は半袖、裸足にサンダルでした。

ゴアテックスは、雨は防げるけど、通気性が良すぎるのだ!云々と文句たらたらです。

仕方なく、もしもの時にと用意していた貼るカイロを差し出します。

えー、いいのぅ?げんぞう(ゆきゆきは私をこう呼びます)たりなくなるんじゃないー?

と言いながら、もう袋を切っています。

思えばこの時、普段は鈍感なくせに妙なところでは敏感な私は、すでに一抹の不安がよぎっていたのでした。

もう、ほとんど無言な私たち。

ゆきゆきのテンションがみるみる下がっていくのが、手に取るようにわかります。

普段ならおねむの時間ということもあり、日中ですらゆっくりな私のお脳はほぼ停止状態。

気の利いた一言なんて出る筈もありません。

ふれあいの里は、まだか

焦りと疲れと眠気のトリプルパンチが容赦なく二人を襲い、昨年よりはマシとはいえ、足もほとんど上がらなくなっているからでしょう、何もないところで躓きまくりです。

アザラシ橋(仮名)の急勾配を目の前にしたときには、

えええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ

という不満爆発の溜め息まじりの悲鳴が上がりました。

お気づきでしょうか、別の、向こう側 〜その3〜、写真がほとんどありません。

撮影・・・、そんな余裕はこれっぽっちだってないのです。

カメラをサブバッグから取り出してシャッターを押す

それだけのことすら、辛いしんどいめんどくさい。

やがて意気揚々とスタートしてから長い列をなして歩いた、あのまっすぐな歩道にさしかかったころ、

ようやく、ゆきゆきを元気づけなくちゃという気持ちが湧いてきました。

もうすぐだよ 豚汁が待ってるよ おにぎりだって 待ってるよ

(乱子) 豚汁!

(ゆきゆき)豚汁・・・

(乱子)豚汁!

(ゆきゆき)豚汁・・・

(乱子)豚汁!

(ゆきゆき)・・・。

ああ、ダメです。きゅうりのときのようにはいきません。

もう、自分の辛さよりもゆきゆきの怒りのほうにおののいて、心無しか足取りまで早くなっています。

早くつきますように、ゆきゆきが、キレませんように

やがて、何やら見覚えのある灯の列が現れた時、半ば叫ぶように後方のゆきゆきに話しかけます。

ほら!ふれ愛の里の駐車場の光だよ!あと少し!もう豚汁の匂いもしてきたんじゃない?

うつむいて歩いていたであろうゆきゆきの顔が上がったのを感じました。

ふたりとも、あと数十メートル歩けば、第4CPに到着すると信じて疑いませんでした。

(乱子)豚汁!

(ゆきゆき)とーんじるっ!!

(乱子)豚汁!

(ゆきゆき)とーんじるっ!!!

ところが。

歩けども歩けども、ふれ愛の里が見えてきません。

それどころか、光の列はいつしか消え、また鬱蒼と茂る草むらばかりになってきました。

やばい、間違えた

そうです、テキトウな情報発信は祖母譲りの私です。

乱子、今日は雨だって

と後志地方の天気予報を教えてくれたり、(乱子は石狩地方)

真夏に

乱子!明日マイナス2℃だって!

と、前日比をそのまま伝えてくれる祖母のその血が、脈々と私の中に流れているのを実感した瞬間でした。

後方を歩くゆきゆきは一言も喋りません。

喋りはしませんが、ものすごい殺気を発しているのがわかります。

げんぞうのうそつき、げんぞうのうそつき

呪文のような心の叫びも、私の耳にはつんざくように届きます。

怖くて怖くて、ますます私の歩みはスピードを上げ、寒さと空腹と痛みでカメ歩きになっているゆきゆきとの差は広がるばかり。

間違いに気づかないフリを決め込んで歩く私を、

ちょっとは待ちなさいよ

と睨みながら後を追うゆきゆき。

もういっそ、走ってしまいたい

足の痛みは増しているにも関わらず、私にそこまで思わせたのはひとえにゆきゆきの怒り、悲しみ、空腹、そして呪い。

地獄のような静けさが、歓声で突き破られたのは、それからどのくらいのことだったでしょう。

恐怖で縮こまり、存在感すら薄まっていたのでしょう、私にはまるで気づかなかったさつえい係夫妻が、

すでに第4CPでの休憩を終え、折り返してきたところで怒りで膨張していたゆきゆきを発見したのです。

これをチャンスとばかりに、ゆきゆきのところまで戻る私。

これをチャンスとばかりに、夫妻にうそつきがいるとチクる彼女。

とにもかくにも、この再会をきっかけに、一触即発の事態は免れました。

ありがとう、夫妻。

その4につづく。(まだか!)
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別の、向こう側〜その2〜

痛みの向こう側へは行けなかったあの日から1年後の物語、「別の、向こう側」つづきです。

颯爽と歩き続けるゆきゆき。

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コンビニを見つけてはすぐ休憩する私たちは、さつえい係夫妻に追いつきたい一心で巻き返しをはかり、追いついてはまた休みまくって大幅に遅れをとり・・・の繰り返し。

常に一定のペースで安定した歩きを見せているさつえい係夫妻との差は広がるばかり。

一気に追いつくのは気持ち的にしんどい2人は、50メートルほど先に見える山ガールたちを勝手にライバル視し、ものすごい形相で彼女たちまでの距離を縮め、

『これは小さな50メートルだが、私たちにとって偉大な飛躍である』

とひとときの満悦に浸り、次なるライバルをまた勝手に定めてはその距離を縮めるという涙ぐましい努力をしていたのです。

昨年の土砂降りとはうってかわって爽やかな陽気であったのも、心の持ちようがまるでちがうのでありました。

スタート地点の片付けを終え、第1CPへ向かうロクオンジとトシちゃんの車が私たち2人を見つけスピードをゆるめて窓から手を降り声を張って激励してくれます。

サポーターの、鑑です。

そうした直接的サポートの他、地元の方々のこんな素敵な計らいも、私たちが今年もこの苦行に参加するに至った理由のひとつ。

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普段、動物好きのヒト嫌いと言われているやさぐれがちな私でさえ、こんな少しのことにぐっとくるのです。

情の厚いゆきゆきなんて、5分に1度のペースで涙ぐむほどです。

学生時代、ホワイトボードに書かれた文字を見るだけで猛烈な眠気に襲われていたというのに、
今はやる気が湧いてくるのですから、不思議です。

ふと、小学生の折に校庭に植えられた3本の松の名付け親になったことを思い出しました。

全校集会でマイクの前に立たされ、

自分にはこれっぽっちもない、「勇気、やる気、根気」と名付けた経緯を喋らされた苦い苦い思い出です。

この松が立派な大木になるころには、私にも勇気、やる気、根気が生まれているはず、と淡い期待を抱いていましたが、数年前に選挙の投票で母校に行くと、松は3本ともなくなっていました。

さて。

仮想ライバルのお陰もあり、気づけば目の前にさつえい係夫妻の姿。

まちがいさがし、じゃないんですよ。

日傘、さしています。

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100キロウォークで日傘をさしているヒトを、生で見られる日が来るだなんて。

ブログで拝見した時には、ネタだな、とか思っていたのに本当だったんですね。

形から入るわたしたちとは違い、さらっとラフな着こなしに力の抜けた歩き方、そして日傘。

いつか、この2人みたいになれるかな。

やがて見えてきたコンビニエンスストアでは、ビニールプールに水が張られ、ご自由にお使いくださいと声をかけられます。

さつえい係夫妻のほか、カーキまみれその他も揃ってしばし休憩。

背後のゆきゆきのほうから、カサカサ、カサカサ、という音が聞こえてきましたが、きっとまた何か食べていたのだと思います。

その音が止んだ頃、よほど物欲しそうにコンビニのドアにかかるソフトクリームの垂れ幕を凝視していたのでしょうか、さつえい係の旦那様が半ばあきれ顔で

買ってあげようか?

とつぶやきました。

その後のことは、ショックが大きすぎたのでしょうか、よく覚えていません。

スタートから30キロ地点、第1CPの空知単板に着いたのは、お天道様もまだ高い位置にある午後のことでした。

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つづく










ミラクルひのまる

こんばんは。

御所車乱子です。

職場では ミラクル乱子って呼ばれていました。

どうも私の周りでは不可解な出来事が頻繁に起こっているからなのですね。

そんな私が飼い主だからでしょうか、ひのまるも、普通のオカメインコらしからぬアレっぷり。

アレっぷりを書きたいところですが、おねむの時間ですので昨日起きたミラクルをてっとりばやくご説明いたしましょう。

ひのまるは、ヒモやら布やらをもしょもしょするのが大好きです。

シャワシャワしたラムネの包み紙なんかもまた然り。

この日もテーブルの上のお菓子鉢の中をのぞいては悪さをしようと試みていました。

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こうしてつまんではもしょもしょし、ぶん、と首を振って投げ飛ばしたりして遊ぶわけです。

私はといえば、初の和装結婚式マトリョーシカをオーダーしていただき、鋭意その制作に務める日々でありました。

色打掛に角隠し、その角隠しをどう表現しようか迷っていた際に某百貨店で開催されていたきもの市にて地模様も美しい正絹のハギレを売っているのに遭遇し、これをチクチクすることに。

で、できあがった角隠しがこれ。

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スナップで取り外しできるようにいたしました。

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完成までの間、汚れないように別の場所に置いてありましたこの角隠し。

ひのまるが見逃すはずがありませんでした。

ふと気づいたときには、嘴でひょい、とつまんでいました。

もしょもしょする、まずい、と取り上げようとしたその時、いつものように首を振って投げ飛ばそうとした瞬間、

角隠しは美しい2回転を経て、ひのまるの頭に見事にはまったのです。

びっくりしたひのまるは、いやああああああああ! というようにふるふると首を振りまくり・・・

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それがあだとなってマフラー状態に。

できれば頭に乗ったところを撮りたかったのですが、あまりに一瞬のことで気づいたときにはこの場面。

乱子、一生の不覚。

しかしそんなことで悔やんでいる暇はありません。

ひのまるのマフラーを外してやらねば、と焦っているのは私だけでした。

頭に乗ったのは嫌だったが、首ならなぜか気にならないひのまる。

ご機嫌で基地(ひのまるお気に入りのドア上クッションエリア)まで飛び、さえずり始めました。

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基地とは別のお気に入りクッションを持って救出しに行ったらば、余裕の体で求愛ポーズまで。

おまえ・・・乱子のアレが感染ったのかい・・・

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あの日誰かが言っていた, オカメインコは繊細なはず・・・

2本の角が隠せてない、ひのまる初めての角隠し。

乗ってる

見て見て!!!

乗ってる!!!

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別の、向こう側〜その1〜

痛みの向こう側へは行けなかったあの日からもう1年が経過していたのですね。

チャリティー100キロウォーク大会。

御所車乱子、昨年は48.7キロ地点で力尽きました。

午前4時起床。

一事が万事後手後手な私は用意にもたつき睡眠時間約3時間。

眠りの国の民、よも嫁は眠さで切り傷みたいな目ではありましたが車を出してくれました。

6時過ぎにはスタート地点滝川ふれあいの里に到着。

受付でふと見上げればそこには知ったお顔。

昨年私たちが第2チェックポイント(40キロ地点)で泣き言三昧だった折に、あのトシちゃんに声をかけてくれた陽気なサポーターの方(以下ロクオンジ)でした。

ゆきゆきも私もロクオンジも、それはそれはハイテンションで再会を喜び合います。

昨年とは何かが違う私たち。

そう、もうテーピングなんかしないのです。

素足で勝負、素顔で勝負。

相変わらず恰好だけは一丁前な私たちはストレッチなどして開会式を待ちます。

我らが師、さつえい係さんから、まだおふろはいってるひといるー とか まだ髪かわかないー などと驚愕のメールが届いた上に

今年初参加である仲間の3人が先に到着の模様故ゼッケンその他を渡すべし との命令が。

840人の参加者の中から 小太り カーキ やる気まんまん のキーワードをたよりにお三方を探します。

小太りカーキその他2名を数分で見つけ、声をかけます。

どうしてわかったんですか!!!!

という興奮気味の声に とても 

小太りでカーキまみれだからです とは言い辛く

ひひひ

と気持ち悪く微笑むことしかできませんでした。

ほどなくしてさつえい係さんとも昨年同様なぜか爆笑しながらの再会を果たせました。

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開会式が始まると、なんとそこにはニコニコのカメラをぶらさげたトシちゃんが。

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駆け寄るふたり。

笑顔のトシちゃん。今年はサポーターとしての参加とのこと。

第7ポイント(79.5キロ地点)にいるから 会いにきてよ

とさわやかに。

うなずけない、二人。

もっと手前で待っていてください

とボソボソつぶやくのがやっとです。

ロクオンジがやってきて、携帯番号を交換しあいました。

後にこの行為が乱子の運命を狂わせることになったのです。

スタートの合図を待つ中、テレビマンと目なんて合わせるから、ゆきゆきがインタビュウを受けていました。

私は見逃したのですが、7月1日にしっかりと電波に乗っかったようですよ。

こちらは昨年あった目鼻がなぜか今年はなくなっている雪だるまたちがお見送り。

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トシちゃんとロクオンジがハイタッチで送り出してくれます。

やはり、心がざわざわしました。

昨年は堂々と食べてばかりだったゆきゆきも、今年はちょっと違います。

私に見つからないようにこっそり食べるのです。

朝の車の中でおにぎり2個をひっそりと完食。

にも関わらず、スタートして間もないというのにラーメンの看板が出てくるたびに

ラーメン ラーメン ああラーメン

とつぶやくのです。

もちろん心を鬼にして無視します。

しばらく歩くうち、ラーメンって言わなくなったな、と思いきや、私の後方を歩いているのをいいことにまたこっそりと、今度はソイジョイをほおばっているのです。

やがて見えてきたコンビニで休憩の際には、カップラーメンをすすっていました。

この時初めて朝食にと買ったおにぎりを食べていた私は

きっと、この差がおっぱいの差、と納得しました。

さつえい係りさんから 居間的バス停 とメールがきたこの場所、昨年土砂降りで濡れた靴下を取り換えたあそこでした。

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雨が降っていないというだけで、こんなにも心持が違うものでしょうか。

私、雨ってけっこう好き! 私も!

などと言っていたその舌の根が十分に乾ききった約1年後のこの日、

私、陽の光って好き! 私も!

とハイテンションなO型2人。

だって、今日は今日だから。

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ちなみにさつえい係りさんの旦那様から ミドリのうんこ と言われた乱子の勝負服ですが、

とぐろを巻いているヘビです。

そのヘビに巻かれた3人のあんよが飛び出ているというセクシーなイラストなんです。

それをミドリのうんことは無礼千万失礼極まりありません。

いつかの機会に両手をついて謝っていただきましょうな!

さて、まだまだ元気な私たちはナイトサパー演歌貴族を横目に見ながら赤平駅を通過したところで

ソフトクリーム、あります という魅惑の貼り紙を発見。

何かにひっぱられるように入ったその店内に流れる北の国からのテーマソングも泣かせるじゃあ、ありませんか。

どうしてだかおでかけするとソフトクリームを食べずにはいられない私はこの素敵なお菓子屋さんのコーンが、
あの昔ながらの安っぽい、金魚すくいの最中みたいなものだということを確認しえたところで一目散に注文。

今はやりのワッフルコーンだかなんだかの、あのかたくて分厚いのは、いやなのです。

安っぽいコーンでうれしい!

と褒めているんだかけなしているんだかわからない歓声を上げながら、青空の下ほおばるソフトクリームは
さらっとした触感が最高でありました。

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〜つづく〜
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