2011年06月

たまごがいっぱい

講演会ラストを飾ったのはあの「ばいかだ」の徳田さんです。

Deepな世界でシロマダラの記事を読んだときに徳田さんのことを知りました。

つい最近は「北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑」を出版なさいましたね。

私も本屋に並んだ初日にしっかり立ち読みしました。

スクエアカードの5倍ポイントの時に購入予定です。

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彼は動物のお医者さんでもあります。

そしてカエルの鳴き声のモノマネもします。

は虫類や両生類が好きすぎて、ムーミン谷にお住まいだそうですよ。

こちらが前述のシロマダラ。

なんとこの講演の日の夜、シロマダラが発見されました。ミラクルです。

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まあまあいい個体だそうです。

エゾアカガエルの鳴き声ってわかりますか?

徳田さんが披露してくれましたが、音声データがあるならなぜ・・・。

ご本人は自信満々でしたが、出来栄えはすこぶる微妙でした。

更なる精進を期待しましょう。

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タピオカ、って・・・。見るたびにこれを想像しちゃいます。平気だけど。

食べた人によると苦いのですって。煮ても固まらないんですよ。
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常にクマさんとの出会いに怯えながらの夜間撮影だそうです。
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神秘的なキタサンショウウオの青く光る卵。色の中で青が一番神秘的です。
ユキヒョウの仔にしてもオランウータンの仔にしても生まれてしばらくは目が青いし。
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マイフェイバリットアマガエル。
ここでも音声ファイルがあるのに、モノマネしていた徳田さん。
誰か、もうがんばらなくていいよ って彼に言ってあげてください。

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先日の歩く大会では、夜に道路に飛び出していこうとするアマガエル4匹を助けました。
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青いアマガエルがいるんですよ。私も死ぬまでには見てみたいものです。
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マムシにこんなに咬まれる人がいるだなんて。

よもぎのお嫁さんはとにかくヘビに咬まれたら死ぬ、って思っている人です。

アオダイショウに咬まれても死ぬって思っています。

マムシに咬まれたら、こうしたらいいって言っていたよ、と教えてあげたら

咬まれないようにするにはどうしたらいいか を知りたいんだ と言っていました。

それは教えないことにしています。

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ヘビを見つけると嬉しくなって持ってかえってきちゃって、飼えますか? って聞いてくる人がいるそうです。
ちゃんとお勉強して、環境も整えてからにしましょうね。

さてこの本。

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昨日また立ち読みしてきましたけれども、とってもよくできたガイドブックです。
早く5倍ポイント始まらないかなー。

これも絶対に、買うよ。
札幌の宝、円山ZOOの飼育員さんたちがいかにがんばったか、そしてがんばっているか!



この日はとってもしばらくぶりにKIKUさんご夫妻とお会いできました。
キク夫さん、すごく大きなクーラーボックス持ってるなあ と思っていたらKIKUさんのカメラの目玉たちでした。
うらやましい・・・。

講演後は閉園まで1時間ほどしかなかったので、充分なZOOデイトではなかったものの、楽しかったです。

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絵になるなあ。

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絵になるなあ!

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KIKUさんはこの日が初新本田邸でした。

どうしてもミツヅノコノハガエルのベビーたちを見てほしかった。そして撮って欲しかったのです。

私の目玉では限界が・・・。

どこにいるか、わかるかな。小さいけど、ちゃんとミツヅノ!

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ミツヅノコノハガエルは、本当に不思議。

白いオタマだったのが

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こうなって (じょうご型の口、わかるかな)

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こうなる。

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スチールラックのいたずらで、M78星雲光の国のタロウみたいになってますが、本田さまです。
じょうご型の口がわかりやすいように、エサをやってくれました。

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KIKUさんの目玉なら、きっともっとはっきり大きく撮れているはず!UPされるのが楽しみです。

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水に浮かぶヘビの抜け殻。

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※ダースベーレン様は相変わらず凄まじい美しさ。

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※ダースベーレン:ベーレンパイソン ダースベイダーっぽいから

以下はシマヘビのお食事風景。
苦手な方はがんばって見て下さい。

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オオワシのヒナヒナも、見ることができました。

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KIKUさん、ダチョウの卵クッキーをありがとうございました。

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あ、Kozuさんからもらったこのはの卵はぺろっといただきました。ありがとう。(ここで?)

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そういうふうに、できていた

日曜日、ヘブンリィ円山動物園で、は虫類・両生類館オープン記念講演会が開催されました。

このポスターがかっこよかったので、駆けつけました。

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円山公園駅に到着したのが開園5分前くらいだったので、普段は100メートル10秒で走る乱子も先日の歩く大会の後遺症のためタクシー利用を決めました。

まさかの乗車拒否でした・・・。

打たれ弱い乱子です、一気にテンションが下がります。

もう一生、笑えないかも

とか思っていましたが、講演が始まって12秒後には爆笑していました。

さすがはクロコダイルスネイクハンタービバシロマダラ直也です。

草色上着のえんちょーさんが、主たる部分を話してしまった冒頭挨拶。

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愛のムチです。

そこはマゾンビ本田さまですから、ムチを浴びてますます生き生きとなさったご様子。

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世界でもっとも絶滅の危機に瀕している脊椎動物は、両生類なんですってよ。

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2008年国際カエル年、私はそれを上野動物園で知りました。

欧米ではそれを機に積極的にバックヤードでの両生類の飼育・繁殖などの技術確立を行っていったようですが、残念ながら日本ではなかなかそれが行われていなかったとのこと。

ブリリアント円山ZOOではこのたびの本田邸新築を機にそこらへんをきっちりやっていこうってわけです。

展示を通して両爬の魅力を伝えていきたいという本田さま。

しかし現実は。

やっぱりどうしても白くてモフモフの丸顔とか、黒くてふわふわの細面とかと違い、嫌われがちな両爬族。

本田マゾヤ飼育員 : 彼らくらい極端に好き嫌いが分かれる生き物っていない

たとえばシマウマ

シマウマだいっきらい とかっていう人はあんまりいないですよね

逆にシマウマ死ぬほど好き っていうひともあんまり聞かない

でも人生かけて爬虫類(両生類)が好きな人がいたり 死ぬほどキライっていう人がいたり

なんていうか 独特なステキな生き物です


よく知らないのに、キライっていうの、よくないですよね。

私はもともとヘビやカエルなどの両爬族は好きなほうでしたけれど、知れば知るほど大好きになりましたよ。

こちら、彼が なんかいやだった 絵に描いた(もしくは写真)草 の展示ブース。

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わかる。

なんだかとても残念な感じを、いろんな動物園・水族館で体験しました。

そしてこちらがこだわりの小ブース。
ジオラマ好きにはたまらないこの世界観。

生き物を、環境の中の一要素として捉えているとこのような展示になるわけです。

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擬岩はサッポロの優秀な職人さんの手によるものです。

光にもこだわっています。

太陽光・人工光とそれぞれの種に合った採光、またいかにお客側から見やすいか。

よくありますよね、ガラスに映った自分しか見えないって、展示ブースが。

あれは本当に残念です。

また個々の習性を理解せずに、もしくは適当にブースに入れちゃってまるで生き物が見えないケースも多々あります。

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ケースの上のしかもはじっこにべったり張り付いているのがかろうじて見えるか見えないか

なんて経験、あるでしょう?

それでは展示効果がまるでありません。

そうならないように、ハンター直也は日々両爬族の村長と面会し苦労の末、今に至ったというわけです。

あとは、熱環境など次の斉藤先生の講演に引き継がれる内容をぼそぼそ言っていました。

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斉藤先生のお話は、非常に興味深いものでしたが、途中、乱子のお脳にはついていけない内容になりました。

改築前と改築後ではまるで快適さが違うオランウータンの屋外展示場。

以前がいかに暑くて不快だったかが、わかります。

チューバッカも不愉快極まりない様子。

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リニューアル後は非常に元気になり、オランウータン本来の行動を見せてくれるように。

施設のクォリティが高すぎて、そして長い長い独身生活もあいまって、吉田さんがフリーフライトをしているところを屋根から見つめちゃったりしていました。

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お客側にしても、こうした涼しい場所があることでよりじっくりと対象物を観察することができるようになりました。

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さて、建築環境学って何でしょう。

私たち人間は24時間のうちの大部分、車でもバスでも地下鉄でも建物の中でもいいのですが、「室内」といわれている空間にいることがほとんどです。

宇宙・地球・地域、と自然の中、人というやはり自然物を取り巻いているのは都市であり建築物という人工物です。

その人工的な部分をきちんと作る、作るだけでなく持続的に維持していくというのが大切なわけです。

さらにはエネルギーをどれだけ使わずにやれるか。

快適性と省エネはそれぞれを追求するとなかなかうまくいきません。

斉藤先生はその両方をデザインの力でどれだけ成立させられるかというテーマで、お仕事されているのですね。

この写真は先生が本田さんとヨーロッパに視察に行ったときのホテルの洗面所です。

パネルヒーターがあり、デザイン的にも美しい。

日本のホテルも見習って欲しいものです。ビジネスユースのホテルのあの味気ないユニットバス・・・。

美しい宿に泊まろうとするとべらぼうなお値段になるのでは、若いヒトのセンスも育ちませんよ。

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このパネル、住宅に利用されることもだいぶ多くなってはきましたが、ホテルなどではまだまだですね。

ホテルってからっからに乾いてますでしょう。

私はビジネスホテルにチェックインすると、まず一番最初に熱々のお湯をバスタブに溜め、バスルームのドアを開けっ放しにします。

ヨーロッパのホテルは、そんなことしなくても翌朝のどがからからになることはまずないそうですね。

旧本田邸の暖房設備も、このからから式でした。

新居では光と熱のデザインをすることで爬虫類・両生類の生活環境レベルをぐんと上げらました。

テーマはまさに「放射」です。

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すべての物体はその表面温度に応じた強さの電磁波を出しています。

温度が高ければ高いほど、電磁波も強くなります。

どんなに低温であっても、すべての物体からは必ず放射エネルギーが出ているのです。

光ということでいえば、太陽の表面温度は6000℃で、そこから地球に向かってものすごいエネルギーが注がれています。

その放射エネルギーを、とても簡単に体感できる方法を斉藤先生は教えてくれました。

手と手をうんとこすり合わせて(寒いときにやりますね)、ほっぺたのそばにその手のひらを近づけてみてください。(触れてはだめ)

じわーっとあたたかいものが、頬に向かってくるはずです。

熱が伝わっているんですね。

その熱とは、下の図のように、実は目に見えない光です。

電磁波というのは波ですから、こんな風に高いところも低いところもあります。

そのもっとも高い部分が目に見える光なわけです。

太い線は太陽光のものですが、建築材料のひとつであるガラスはふつう光も熱も透過します。

ところが特殊なガラス(Low-e複層ガラス)の場合、光は透過しますが、熱は通しにくい。

新しい家や建物などはたいていこれが使われているのですね。

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爬虫類・両生類館も然り。

かれら両爬族はヒトの見えている光とは別の光も見ています。

いわゆる紫外線領域が見えるのですね。

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トリも4色型色覚です。
ヒトの青はトリの紫、ヒトの緑と赤がトリの赤だそうですよ。不思議ですね。
こういった世界もきちんとコントロールしてあげることが、大事なのです。

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ここからは大嫌いな数式が出てきたので、お脳がストライキに入りました。

15℃と30℃に保たれている面があるとしたら、放射エネルギーにどのくらいの違いがあるかということを計算できるようにしたヘンタイがいたんですね。
オーストリア人らしいです。

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設計をする上で、どのくらいのパネルヒーターを入れてやればいいかというのは、こういう計算をひとつずつやっていくことで決めていくのですって。

具合が悪くなります。

さて、以下はヒトが熱的なストレスを感じるのはどのくらいかを等高線で表した図です。
この図からわかることは、室温は18度、周壁温度が25度くらいが、一番快適に過ごせる環境だということです。

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エアコンなどに象徴されますが、空気をいくら暖めてもだめなんですね。乾燥するし、すぐに冷える。
大事なのは周壁温度を上げること。

チューバッカのいる屋外施設も、空気の温度は昔と変わりありません。
周辺の表面温度が高すぎただけなのです。

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本田さまの新居、とにかく放射にこだわっています。
2008年に1日飼育体験した時も、とにかく放射、放射ってぶつぶつ唱えていました。

要は光と熱のバランス、そしてその質って大事だね、ってことです。

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新居は3年かけて作られました。
ドイツやスイスなどの視察では、とにかくいたるところにパネルヒーター(放射式)が設置されていたそうです。
見ると、動物たちの肌つやも非常にいいとか。

あちらの方に言わせれば、日本はエアコンでやってるのか それは残虐すぎるだろう! と。

先進国とか言われているニッポンですが、環境、生物などに対する取り組みってほんとうに後進国ですよね。

ペットショップなんて、ドイツ人は残酷すぎて叫びだすくらいなんですから。

最初の動物園でそんな反応だったものだから、そのあと訪れた動物園ではエアコン禁句だったそうです。

採光に関しては、ドイツのように日光をそのままトップからもってきてしまうと、日本ではだめ。

曇りばっかりの国、晴れて日差しが強い国、それぞれに合ったライティングじゃないと、日光は恐ろしい武器になってしまうとか。

外国で見て、あれいいね、って考えなしにもってきちゃうのは日本のダメなところでもあるわけです。

通訳に必死な斉藤先生の一方、どんどんあちらの世界に入り込んで、現地の職員みたいになっちゃってるイワサキワモンベニヘビみたいな服の本田さまですが、言葉も通じないのにフランクフルトの副園長のツルゲーネフだかルドルフだか(写真下)にたいそう気に入られ、新居の住人(サイイグアナ)を提供されたそうですよ。

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展示空間の、目に見えるデザインというのもとっても重要です。
1日中いられる動物園って、いいじゃありませんか。

休めるところはちょっとでも、廻りたい人は10周でも20周でもまわっちゃうような、そんなことを考えてデザインされた新居です。

こちらはハーゲンベックというハンブルクにある動物園のオランウータン展示場。

お客さんは、家からビールを持ってきて朝からずっといるのだそうです。

うらやましい。

このスタイルをそのまま円山に持ってくるべきとかではなく、ひとつのフィールドとしてなにか気づかされる光景であったという紹介でした。

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さて新居。

使える種に対しては自然光を、暖房は放射式で、そしてなにより省エネ・省資源でというポリシーの元、
デザインが進められていきました。

公共建築では省エネ・ローコストって重要ですよね。べらぼうなお金をかけて環境を作り上げても、なにそれ、って感じですから。

新居は簡単にいうと魔法瓶構造になっているようで、計算では電気が止まりガスが止まり、ボイラーが止まってしまっても2週間くらいは壁の温度は保たれるとのこと。

そのままでは暑いくらいなので、換気と湿度の調整を上手にしてやらなければならないそうです。

初期のスケッチとかパースとかを見ると、実は完成した現在のものとほとんど変わりません。

コンセプトがしっかりしていた証拠です。

本田さまのつぶやきをカタチにしていった斉藤先生はもちろん素晴らしいですが、つぶやきがブレなかったという本田さまもあっぱれです。

常にふらふらブレまくりの乱子は、見習わねばなりません。

さて、講演会のトリは、あの ばいかだ の徳田さんです。

かなり長くなったので、つづきはまたあとで。

※講演内容は乱子のまるであてにならない記憶をベースにつづっておりますから、まちがい、うそ、おおげさ、まぎらわしいなどはご容赦ください。

シロマダラ、入りますか?

なんと、シロマダラが発見されたそうですよ!!!!

とうとう本田さまの新居の「情報求む!」の貼紙があった空っぽの展示スペースに住人が?

その、向こう側へ

向こう側には、一体何があるんだろう

ぱんくんのさつえい係さんとの出会いは、円山動物園、旧ゾンビ亭。

さつえい係さんの100キロ物語に胸を躍らせ、来年は30キロ目標で、と挙手し、1年はマッハで過ぎ去り。

開催日の4日前にぎっくり腰をお見舞いされるも、意地で強行参加。

5メートルの晒を腰骨に巻き、いざ出陣。

一緒に参加するゆきゆきちゃんの旦那さまが、車で送り迎えしてくれました。ありがたい。

朝5時過ぎに家まで来てくれ、7時過ぎくらいに滝川ふれあいの里に到着です。

さつえい係さんと再会。申し込みその他のご教授など本当にお世話になりました。

ゼッケンをリュックサックにつけようともがくゆきゆき。

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オレンジのタグはゼッケンの番号が仕込まれていて、CP通過のときにマットを通ることでデータ管理されます。

第10回チャリティー100Kmウォーク大会 がんばろう日本 東日本大震災復興 と書かれています。

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スタート時刻間近になると、みなさん列をなします。
雪だるまたちがお見送り。
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せっかくの雪だるまを隠す乱子。
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蛍光キミドリのジャンパーを着ている方たちがボランティアサポーター。
彼らが、びっくりするくらいきめこまやかなサポートをしてくれるのです。
今年は大会10回記念ということもあるのでしょう、史上最多680名もの参加者がいます。
ご迷惑をかけないようにしなければ、と固く誓ってスタートです。

何か心がざわざわしました。

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コンビニエンスストアを発見するたび休憩するゆきゆきと私。

前を歩いていたさつえい係さんはみるみる小さくなり、途中追いついたものの、また小さくなり
しまいにははるかかなたへ行ってしまいました。

靴擦れや肉刺が最大の敵、と聞いていたので人生初のテーピングなるものを足の指5本、かかとなどに施したものの、得も言われぬ不快感に襲われながら渋い顔がすごい顔になり始めました。

テーピング・・・やめるか

と、ゆきゆきなんて開会式やラジオ体操すらサボって巻いたというのにもう外す始末です。

結果、すこぶる快適。

どうやら巻きすぎてうっ血状態だったのですね。

亀ペースではありますが、まだ割と快調に歩くふたり。

ただ、ゆきゆきは明らかに食べ過ぎです。

私が気づいただけで第1CP(スタートから30.5キロ地点)につく前に、おむすび3個、ソイジョイ3本、クリームパンみたいなの1個、牛丼3杯、ラーメン2杯はいっていました。

盗み食い、拾い食いを入れたらいったいどれだけなんでしょう。

やがて天気予報どおり土砂降りになり、上下カッパに変身します。

スニーカーの中はみるみるずぶ濡れ。

何度5本指靴下を履き替えても、すぐにずぶ濡れ。

足の指は新種の深海魚みたくぶよぶよでしわしわで真っ白。

雨が降り出したときは 

わたし、雨って好き! わたしも! 

などと妙に高かったテンションも、どんどん低くなってきました。

背中のリュックが子泣き爺みたいに重くなり始めます。

やがて雨はやめども、大好きなコンビニエンスストア(休憩の言い訳)が出てきません。

もう私たちの前にも後ろにもほとんど人影はありません。

途中、サポーターの方たちが第2CP(スタートから40キロ地点)を用意しているところを通りかかりました。

もっと早くあるきなさーい!!!間に合わなくなるよー!!! と喝を入れられました。

焦りだすふたり。

先の先を行くさつえい係さんからのメールには、赤平駅通過とあります。

空知川を眺める頃には、すでに第1CPを折り返してきた超人達が向かい側の歩道を歩いています。

いや・・・軽く走っていました・・・。

あの足は、何でできているんだろう・・・

ゆきゆきがつぶやきます。

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赤平駅のところをようやく左折する頃には私に異変が起きていました。

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股関節が、もげるかも。

赤平の繁華街に流れる音楽も、ナイトサパー演歌貴族も、痛みを忘れさせるほどのものではありません。

折り返して歩いてくる人たちの蛍光オレンジのたすきが、まぶしい、いや、憎らしい。

30キロが、こんなにも遠いなんて ゆきゆき 顔の色が変になってきてるよ

向こうの道を歩くさつえい係さんを見つけた時の喜びといったら。

(第1CPには) やきとりもあるし バナナもたいやきも ジュースも!!! 足湯も!!!

と叫んでくれました。

足湯!!!!

この坂を越えれば 足湯がみえる

どこかで聞いたようなフレーズを脳内コビトが囁きます。

ゆきゆきが

あ・・・お花ががんばって、って言ってくれてる

とつぶやいたときはとうとうそっちが故障かと冷や汗が出ました。

冷や汗が乾く頃、30.5キロ地点到着。

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やきとりとたいやきをほおばり、念願の足湯に行く頃には、股関節氾濫。

どう見てもふざけているようにしか見えない歩き方になります。

ゆきゆきは大爆笑です。

足湯に入るときくらい、バナナを手放せないのでしょうか。どこまででも食べるつもりです。

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いっそのこと、この足湯に肩までつかりたい。

足湯から上がる頃には、股関節は宇宙の彼方イスカンダルへ。

新種の深海魚を見せるのはちょっと気が引けましたが、マッサージをお願いしました。

うつぶせになるにも、絶叫する始末。

マッサージしてくれた青年も吹き出します。

彼の手からは次から次へとすごい技が出され、そのたびにおかしな言語で悲鳴を上げる私。

ギブギブギブ!!!と床をばんばん叩いても、容赦なし。

ふくらはぎと太ももは、猛り狂う雄牛のようです。下半身で牛追い祭りが始まったようなものです。

ところがその他の部位は全く問題なしなので、くすぐったがりの私にはまた別の意味で耐えられません。

こんどはゲラゲラ笑いもがきます。

さて。

私がぎっくりをお見舞いされたこともあり、当初のふたりの目標は第1CPの30.5キロまで歩くことでした。

とりあえず靴を履いて、2、3歩歩いてみようか、と外に出た途端

いってらっしゃーい!!!がんばってー!!!

と輝くような笑顔と拍手のサポーターさんたち。

青ざめる、ふたり。

リタイヤのリの字すら言えない雰囲気に、ひきつる笑顔で歩き出しました。

痛みの向こう側に 行けるかな

爆笑しながらびっこをひきひき歩きます。

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お地蔵さんひとりひとりに手を合わせて拝みたかったのですが、立ち止まるとペースが乱れそうだったので

片手でいいやとやっていたら、どう見ても地蔵に空手チョップみたいでした。

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陽もだいぶ傾いてきた頃、ゆきゆきがまた食べていました。

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なんの大会かわかりません。

からあげくんをひとつもくれず完食して大満足のようです。

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空知川にかかる橋を渡る頃、ちょうど夕陽が落ちてゆく頃でした。

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そしてこの夕陽を、やはり眺めている男性が。

思えばこれが運命の出会いでした。

後に、瀕死のわたしたちが第2CPでもリタイヤせずになんとか第3CPまで行けたのは、他でもないこの男性(仮名トシちゃん)のお陰だったのです。

きれいですね

とトシちゃんが爽やかに話しかけてきました。

褒められ上手のゆきゆきは やだーそんなー という表情ですが、夕陽です。

がんばりましょう

と声をかけあい、ふたたび歩き始めます。

締め切り30分前くらいに、第2CP(スタートから40キロ地点)到着。

股関節死亡から9.5キロ。

もうあたりは真っ暗です。

そこで何を食べたかも覚えていません。

ただはっきりと、ゆきゆきがワカメラーメンを食べていたことだけは記憶しています。

前述の彼は、主催会社の方と顔見知りのようで、まるでサポーターのように明るく場を盛り上げてくれます。

誰かが、トシちゃんに似てるな と発言したのを聞いて、勝手にトシちゃんと呼ぶことに決めました。

今度こそリタイヤ、と思いながらマッサージを受けていると、オンナノコふたりが到着しました。

ほどなくして、サポーターのひとりがトシちゃんに

この4人、次まで連れて行ってやって

と言うではないですか。

またしても、リタイヤできません。

トシちゃんは私たちの後方を歩き、第3CPまでの長くて退屈な直線コースをほんとうに明るく楽しく盛り上げてくれました。

また2人のオンナノコの明るさにも助けられました。

そして。

8.7キロを歩き、午後10:30分、第3CP到着。スタートから48.7キロ地点(約77000歩)でした。

歩道に設けられたわずかなスロープですら、人の手を借りずにはあがれません。

ましてや建物入り口の3段の階段など拷問です。

やぶけるぅー

と雄叫びをあげる私。

やぶけるって初めて聞いたぞ、と言いながら笑うサポーターさんたち。

ふくらはぎと太ももは触られるだけではじけそうに痛いので、マッサージはそれはそれは撫でるように優しくしていただきました。

そして午後11時。

もし第4CPを目指すならばもう出発しなければなりません。

さあ 決断の時間です と言われ

リタイヤ宣言。

よくやったね、とか褒められるのかと思いきや

根性なし!とつっこまれました。

即効、オレンジ色の がんばろう日本タグを回収されます。

がんばれない人は、つけちゃだめ

くそぅ、と握りこぶしを作るも、下半身は役立たずです。

靴すら履けない私に誰かが履かせてくれました。

荷物も(リタイヤ者回収バンに)運ぶよ とおっしゃってくれました。

リュックを持ったその人は 

重・・・5キロはあるぞ ハンデ背負いすぎ

と苦笑い。やっぱり子泣き爺だったのです。

私を運んでください という甘えた発言は完全に無視されましたが、運んでいただいたに等しいくらい身体を支えていただき、バンのステップにも押し上げてくださいました。

ふと見ると、ゆきゆきが両側から男性二人に支えられてバンに向かってきます。

本人は、女王様気分だったようですが、捕らえられた宇宙人か、キリストみたいです。

スタート地点でもあった第4CPの滝川ふれあいの里へ運ばれる中、トシちゃんが歩いているのを見つけ窓から声援を送りました。

テントでは、豚汁とおにぎり、つめたい水や梅干、レモンまで提供され。

この豚汁のあったかくておいしいこと!!!
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翌朝。晴天です。100キロを目指し、夜通し歩き続けた人には辛いくらいの陽の光。

泥のように眠った後は豪華お弁当とビールで乾杯。

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さつえい係さんは見事100キロ完歩。2連覇です。

おなかいっぱいでお外に出ると、あのトシちゃんがゴールに向かって足をひきずりながら歩いているのを発見。

トシちゃーん!!!と叫び、駆け寄ります。

握手を交わす3人。

ゆきゆき号泣。

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初参加の100キロウォーク、痛みの向こう側へは行けなかったけどまた来年も挑戦します。

主催会社の皆様、声をかけあった挑戦者の皆様、サポーターの皆様、車やベランダから声援を送ってくれた住民の皆様にめいっぱいのありがとうをこめて。

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5Kgもあった子泣き爺。

追記:50キロほども歩いたというのに、ゆきゆきの体重は増えていました。

円山動揺物園 ~タオタオ、マヨ、トサレオーネと淑女父~

しばらくごぶさたのメッカ円山ZOO。

ミツヅノコノハガエルのおたまは上陸し始めたっていうし、気になる気になる。

でもとりあえず明日明後日のミッション完了まではおあずけです。

ぎっくり腰は、晒効果で劇的な回復ぶりをみせてくれています。

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とはいえミッションまでは細心の注意を払うべく、昨日も職場で骨密度計ってもらって靴下脱いだ後、

美人おねいさまに履かせてもらっちゃいました。

どれだけお姫様よ

と褒められながら。

ちなみに骨密度は私の予想に反し、同年代の女性と比べてかなり高い数値を叩き出しました。

ついでに肺年齢なるものも調べてもらいました。

てっきり肌年齢かと思ったのですが(漢字がよく読めないのです)、鼻をこれでつまめといわれて洗濯ばさみみたいなものを渡され、すーはーすーはー3回普通に呼吸したら吸い込めるだけ吸ってから一気に吐き出してくださいとのこと。

箸が転んでもおかしなお年頃18歳の乱子です。

鼻つまんだ己の姿を想像したら、もうだめです。

不治の病の笑い上戸発作が起こります。

せっかく吸い込もうとしても吹き出す始末。

なにやら背後で広報用のお写真なんかをニコニコの垂涎D3で撮られているようですからここは太ももをつねって耐えました。

結果、肺年齢は25歳でした。

おおおお。

これからは堂々と25歳と言い張れます。18歳ですが。

話を戻します。

先月末、恒例の女3匹温泉旅行に出発する前、実はちょこっとだけ円山ZOOに寄りました。

伯母ベロニカにシロクマの仔を見せてあげたかったのです。

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泳いでました。なんて素晴らしいタイミング。お客様もまだほとんどおらずじっくりゆっくり見ることができました。

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あたまぺったんこだとそんななんですね。
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間違って、思わず一緒に泳ぎたくなりますね。
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いや・・・お母さんとはちょっと・・・。
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以上しつこいほどのシロクマでした。

さて。

円山ZOOの魅力といえば、動物と飼育員さんとの絡みです。

閉園間際に行くことが多い私はあまりお外のナナコナツさんに遭遇することは少ないのですが。

また別の日のこと。

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おおお。あれはそのいでたちからして絶対に怖い人だと思っていたけれど、ユキヒョウのインタビューで意外に高い声でやさしげでびっくりだったタオタオさんでは。

見詰め合うナナコナツとタオタオ。

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どうやらナナコナツはタオタオを襲おうとしている様子。

タオタオ、必死に闘います。

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道産子必須アイテムの軽くて目立つ雪かきスコップと箒を高らかに持ち上げ、打ち付け合ってタンタンと乾いた音を轟かせます。

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火の国の女、ナナコナツは余裕です。
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あっ。

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この後のことはとても書けません。

ところでこの時間帯いつも目にするのはバケツをぶらさげたネガディ部長15等身のマヨさま。
なにかの儀式なのかな。

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心を穏やかにする魔法の本だかを読んでいらっしゃったようですが、心の波は凪に変わったのでしょうか。

追いかけてそれを問うこともできましたが、そっとしておきました。

この方を見るといつもアタマの中で「愛のテーマ」が流れます。なんでだろう。ビトー・トサレオーネです。

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こんなに麦藁帽子が似合う人も、このごろめずらしい。

いいもの、見たー、と大満足でワニプラーンへ向おうとしたその時、衝撃の光景が。

マヨさまと、淑女の父。

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手、つないでた・・・。

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淑女父のお尻プリプリぶりも気になりながら大興奮でワニプラーンエリアへ駆けつけるも、ワニ沈んでます。

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ところが先ほどの光景を伝えたらば。

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あわてたように旋回して泳ぎかけ、
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また沈んでいきました。
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ワニも動揺。

私はこれに動揺し、動物園を後にしました。

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ひのとかよもとか

ひのまるの定期健診。

半年ごとに受けています。

その他、1ヶ月~1ヵ月半おきくらいに、爪きりと糞便検査もしてもらいます。

先日も、クリニックのみなさんに会えるとうっひょうひょのひのまるでした。

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おかげさまで、いつも腸内細菌のバランス等、ばっちりです。

待合室で、こちょこちょこちょ・・・と甲高い声でしゃべっていたら、ひのまるです。

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飼い主としてはあまりにウハウハなひのまるボイスが恥ずかしくもあります。

どうぞ聞き逃してやってください。

ところで。

よもぎもすこぶる元気です。

赤い尻尾なんて、ちょっと多すぎるのでは・・・というくらいにもさもさ生えております。

出会った時、はだかんぼうだったのは夢だったのかも、なんて思うくらいです。

そうだ、きっと悪い夢だったんだ。

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そんな、よもぎの握手ですが。

そっと、のときと、ぎゅっと、のときがあります。

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私が長い時間、姿を見せていない時は、ぎゅっと、の気がします。
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ぎゅっと、のたびに

ああ 今日こそ 流血

と観念するのですが、いまのところ無傷です。

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このごろ、よも妻と遊んでいるところに私がひょいと顔を出すと

喜んで首を上下に振ったりするよもぎ。

昨晩はかわいそうに、テーブルの上を歩いていたところに私が顔をのぞかせると

大喜びで首を振ろうとし、待っててスタンドの棒にアタマをぶつけていました。

だいじょうぶ??と駆け寄る私。

威嚇するよもぎ。

歩み寄るも、すれ違う。

よもぎと乱子のメロドラマ、展開ペースは年単位。